2014年07月30日

映画「祝の島」 纐纈あや監督インタビュー記事より@

6月に、長編ドキュメンタリー映画「ひめゆり」をポレポレ東中野さんで観てから今日まで、結構ポレポレさんに通っています。去年も一昨年も、ひめゆりのときのみ行った気がしますが(ごめんなさい)今年は違います!心惹かれる面白そうな予告を観た日にゃ〜行かねば!ですね。

昨日は、泉悦子監督の「みんな生きている」を観ました。いい映画でした。飼い主のいない猫たちをテーマにしたドキュメンタリー映画です。ドキュメンタリー映画ばかり観てます。面白いんだもん!そしてにゃんこは可愛い!やはり。
この映画のことは、また後日に書きたいな、と思っています。

ふたつ前の記事で、祝島の漁師さんに500万円届けようキャンペーン「みんなの海の会」について書きました。2,000万円以上のカンパ金が集まり、無事に祝島にお届けしたとのこと。素晴しいですね。
この「みんなの海の会」発起人のひとりが、映画監督の纐纈(はなぶさ)あやさんです。

昨日映画を観た後に、ポレポレ坐(ポレポレ東中野の1Fにあるカフェ)でお昼ごはんを食べました。
ポレポレ坐のカウンターに、映画「祝(ほうり)の島」関連のお手製ファイルが置いてあり、読み始めたら、あらら。止まらなくなりました。
祝の島」は、タイトルの通り、祝島を舞台にしたドキュメンタリー映画です。監督の纐纈あやさんは、この映画が初監督作品となる30代の女性です。
2010年に公開されています。翌2011年に、東日本大震災と福島第一原発の事故が起こったことで、かなり上映する回数が増えたそうです。そう書きつつも実をいうと、私は未見なのです。気になっている映画でした。観なくては!そして観ていないのに書くのでした。

祝の島ファイルには、映画公開前の纐纈監督のインタビュー記事や、祝島関連の新聞記事などが載っていました。全部は読みきれかったのですが、纐纈監督のインタビュー記事がとても良かったので、ノートに写しまくってしまいました。インタビューの中で私が心つかまれた言葉を、少しずつシェアしたいと思います。

なまえのない新聞より 2010年1、2月号 途中からの抜粋

インタビュアー  原発を認めたらお金をいっぱいもらえるだろうけど、(祝島の人達は)それを断りつづけているわけですね。
纐纈あや監督   「高額な補償金をほしいと思わないのか」って、私やっぱり聞きたくなって漁師さんに質問したことがあるんです。すると「補償金なんていうのはあぶく銭だ、そんなものはすぐに消えて無くなる。自分たちはずーっとこの海のものをもらって生かされてきた。その海を絶対に売れない。この世の中には金に換えちゃいけないものがある」ときっぱりとおっしゃったんです。自分の愛しているこのきれいな海を次の世代に残したいという、その想いだけなんだと。
お金より大切なものがあるというのはよく耳にする言葉ですが、それを27年間ずーっと選び続けている島の人達は本当にすごいなあとあらためて思います。

ではなぜお金ではないと言えるのかといえば、島の経済を支えているのは、いわゆる貨幣ではないからなんです。それは私たちスタッフが島で生活をさせていただいてる中でよく感じることなんですが、島の経済が円滑にまわっている前提には、まず人が蒔きもせず育てもしない恵み豊かな海があるということがあります。その次にはお金に換算しない労働力の交換。誰かが困っていたら自分が助け、自分が困ったら人に助けてもらうという相互扶助が日常で行われている。
もう一つは島という限定された世界、限られた資源の中で、あるものを分かち合う信頼関係がある。
それらが島の経済を支えている。なので、金じゃないというのは理念ではなくて、そうやって島の人達が毎日生きてきたからこそ出てくる言葉なんです。
海が死んだら食べていけなくなるというのは、漁業での収入が無くなると死活問題になるということもありますが、その根底には自分が今ここに存在していることが明確につながっている、直結していることを皆さん日々の生活で実感しているんだと思います。


…記憶が定かでないまま書いてしまいますと(またかい)、アメリカ先住民だったかな?大事な物事を決めるときには、七世代後のことまで考慮に入れながら決めたそうです。映画「祝の島」のキャッチコピーは「一000年先にいのちはつづく」。

祝島の人達は、大切なことは何か、ということをよくわかっている。私が言うのは、とてもおこがましい気がしますが、自分達が海や土地など、全てのものとつながって生きていて愛していることを、体験としても島の持つ記憶としてもわかっていらっしゃるのではないか、と感じました。

そして福島には、とても愛している大切なものを無くしてしまった人が、たくさんいる。
ものすごく胸が痛みます。私達はとんでもないことを起こしてしまったし選択してきた(そして、今もありがたく電気を使っています)。そのことを忘れずに大切にしながら、私達自身がこれからどう在りたいのか、どんなふうに動いていきたいのかなどを、一人ひとりが明確にしていく必要があるのだと思いました。頑張ろう。
纐纈あやさんのインタビュー(の私のシェア)はまだまだ続きます。
お付き合いいただけると嬉しいです。


最後にもうひとつぶやき。今日のニュースで、エノラ・ゲイ(広島に原子爆弾を投下したB-29爆撃機)の搭乗員だった方が93歳で亡くなったと知りました。エノラ・ゲイの搭乗員最後の生存者だったそうです。ニュースは職場でチラッと観ただけでしたが、様々な思いがよぎりました。当時の彼は24歳くらいの青年です。
亡くなるまでの69年、彼の本当の声を聴いた人はいたのだろうか。

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2014年07月15日

上関原発に反対する祝島の漁師さんに500万円届けるキャンペーン

祝い島チラシ.jpg

ポレポレ東中野さんに、チラシが置かれていました。

今年で32年、上関原発計画にずっと反対をし続けている祝島(いわいしま)の島民たち。漁師さんたちは、原発建設の漁業補償金10億8千万円の受け取りも、ずっと拒み続けています。瀬戸内海に浮かぶハート型の島、祝島がピンチです。

7月18日までカンパ金の受付をしていて、7月21日の海の日に祝島の漁師さんに届けるそうです。
7月7日の時点で、1千200万円以上のカンパ金が集まっているとのこと。すごいですね。1口千円から、何口でもオッケイ!なのですが、私は数口(声がちょっとトーンダウン)カンパしました。

興味のあるかたは、こちらをご覧ください→みんなの海の会hp


4月に行ったアースデイ。祝島ブースで購入したいりこ、おいしかった!びわ茶もうまいです!!


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2014年07月02日

へいわって すてきだね



こんな絵本が発売されました。

へいわってすてきだね。.jpg


沖縄県の与那国島に住む小学生、安里有生(あさとゆうき)くんの詩に、長谷川義史さんが絵を描いて、この絵本ができあがりました。
と書きましたが、実はワタクシ、まだこの絵本を手にとっていません。先月23日の沖縄慰霊の日のこと。表参道にあるクレヨンハウスさんに、この絵本が発売になるとの号外チラシが置かれていて、その号外に詩の全文が載っていたのです。ちなみに、この日の午前は映画ひめゆりを観ました。
沖縄県平和祈念資料館でつのった「平和のメッセージ」によせたこの詩を、2013年6月23日、沖縄平和祈念公園での「沖縄全戦没者追悼式」で、当時小学1年生の安里くん本人が朗読したそうです。それを見て聞いて、沖縄のおじい、おばあが涙をながしたと、号外には書かれています。
しみじみと胸に染み渡り、大切なことをおしえてくれる安里くんの詩。シェアしますね。
(絵本も必ず買います〜クレヨンハウスさんで!)




へいわってすてきだね

へいわってなにかな。
ぼくは、かんがえたよ。
おともだちとなかよし。
かぞくが、げんき。
えがおであそぶ。
ねこがわらう。
おなかがいっぱい。
やぎがのんびりあるいてる。
けんかしてもすぐなかなおり。
ちょうめいそうがたくさんはえ、
よなぐにうまが、ヒヒーンとなく。
みなとには、フェリーがとまっていて、
うみには、かめやかじきがおよいでる。
やさしいこころがにじになる。
へいわっていいね。へいわってうれしいね。
みんなのこころから、へいわがうまれるんだね

せんそうは、おそろしい。
「ドドーン、ドカーン。」
ばくだんがおちてくるこわいおと。
おなかがすいて、くるしむこども。
かぞくがしんでしまってなくひとたち。

ああ、ぼくは、へいわなときにうまれてよかったよ
このへいわが、ずっとつづいてほしい。
みんなのえがおが、ずっとつづいてほしい。

へいわなかぞく、
へいわながっこう、
へいわなよなぐにじま、
へいわなおきなわ、
へいわなせかい
へいわってすてきだね

これからも、ずっとへいわがつづくように
ぼくも、ぼくのできることからがんばるよ。

                    2013年6月23日 沖縄全戦没者追悼式で
                      九部良小学校1年  安里 有生



YouTubeで、安里くんが実際に朗読している姿をみることができます。小さいな。可愛いです。落ち着いて自作の詩を読む姿に感心。すごいなあ。与那国島っていいところなんだ。
最後の2行もグッときますね。こんなに小さな子が、がんばるよって言ってる。大人の私は何百倍も頑張らなくてはね。

絵本は、表紙しか今は見ることができないのですが、可愛らしい小さな男の子の絵。
へいわってすてきだね のタイトルにもかかわらず(?)男の子は、笑顔ではなく、強い意志を表したような表情。そしてグッと握ったこぶし。男の子の後ろはコバルトブルーの海。そして緑の大地。この絵本全体のメッセージを感じます。


絵本を全部見て読んだら、またシェアしたいと思います。



posted by みつこ at 21:58| Comment(0) | 平和について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月10日

東京大空襲

死者、行方不明者が10万人以上ともいわれる東京大空襲から、今日で69年が経ちました。空襲が始まったのが10日の未明だったので、丸1日が経とうとしています。
高齢者介護という仕事柄、利用者様から戦争の話をうかがうことはしばしばあり、東京大空襲を体験した方からの話をお聴きする機会もありました。

ある90代女性の利用者様は、空襲発生時に深川におられたとのことで、まさに只中です。その方は防火用の大きな水槽にずっと沈んでいて、生き残られたそうです。「荷物を離さなかった人は皆、死んでしまったよ」と、お話をされました。明けた朝、トラックに遺体が次々に積まれていくのを、ただぼんやりと、何の考えも浮かばずに見ていたそうです。氷の張るような寒い日だったのに、ずっと水に浸かっているのは、さぞ冷たかったことでしょう。
ある男性は、軍隊の仕事として、遺体を片付ける作業をされたそうです。世田谷から下町までの道のり。今の何倍もかかったことでしょう。
お2人とも当時、20歳そこそこ。淡々と話されるだけに、聴いているこちらの胸に迫るものがあります。話される内容も、体験された中のほんの一部のことだけなのに。

そしてそんな一部の、短い話だけれど、聴いたことを伝えたくて書きました。
体験された方が肉体を持ってこの世に今、生きておられる。ごく最近起こったことなのです。


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2013年10月28日

10月の 原発とエネルギーを学ぶ朝の教室@クレヨンハウス東京

久しぶりの青空がまぶしい昨日の日曜日。
クレヨンハウスさん主催の、原発とエネルギーを学ぶ朝の教室に参加をしてきました。

毎月開催しているこの教室。今回の講師は、原子力資料情報室・共同代表の山口幸夫さんでした。
無知な私は、山口さんのことを存じ上げなかったのですが、先月クレヨンハウス代表の落合恵子さんから、緊急テーマ「汚染水はいま」ということで、予定を変更して急きょ山口さんに10月の講師をお願いしたと聞き、即申し込みました。

地下のレストランは、ところ狭しと椅子が並べられ、たくさんの方が参加されています。
山口さんのお話は、専門的でありながらわかりやすく、といっても数字や記号についての内容になると、もはやワタクシついていけません。めちゃ苦手です。資料をいただいたので勉強しなくては!

結論として、「明るい未来」とはとても言いがたい、私たちの国、日本。現状を知らされて落ち込みムードのなか、最後の質問の時間では、質問者さんの一人が山口さんに「頑張りましょうよ!あきらめちゃダメなんですよ!」と、ご自分の思いをぶつけるかのような場面もありました。私たち全員の不安を、彼が引き受けた部分があったかもしれません。不安な思いが出てくると、その話をした相手に対して、やはり私たちは投影をしてしまったりするのですね。
山口さんは、全く不安をあおったりされていないし、またあきらめるともおっしゃっていないのですが。
そのときに落合恵子さんが、意見を言った彼のことも尊重しつつ、(正確ではないです)「事実を知ることはとても辛いこと。でも、その辛い事実を誠実に話してくださった山口さんに感謝をしたいと、私は思います」とおっしゃっていたのが素敵でした!

説明できるほど私が理解をしていないので、詳しい内容をすぐには書くことができないのですが、復習をしながら少しずつシェアしていきたいなーと思います。



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偉い方なのに、エラソウぶっていない朴訥とした方、という印象です。本を読むのが楽しみ!

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晴天の表参道。気持ちヨシ。



posted by みつこ at 22:21| Comment(0) | 平和について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする