2017年03月29日

悲しみとも仲良くなる

昨日は青山の映画館、シアター・イメージフォーラムで、ユーリー・ノルシュテイン監督特集上映「アニメーションの神様、その美しき世界」を観ました。監督生誕75周年。
6本の短編アニメーションが続けて上映されています。ノルシュテイン監督の作品を観るのは、初めて。

セル画ではなく切り絵を用いた画面は、立体的で繊細な美しさがあります。何が起こるのかわからない未知の世界。観ているうちに、安心感と不安感が交差するようなドキドキ感で、心が一杯になりました。
ノルシュテインの作品でも特に人気の高い「霧の中のハリネズミ」は、やはり素晴らしかった!
あらすじを少し抜粋すると、

夕暮れの野原をハリネズミのヨージックが急ぎ足で歩いている。友だちの子グマの家でお茶を飲みながら星を数えるために。しかし、いつしか周囲には夕霧がたちのぼり…。

10分程の映画です。
ハリネズミのヨージックは、霧の中にみた白い馬に惹かれて、自らそこに足を踏み入れます。霧の中は、今まで体験をしたことのないことばかりがめまぐるしく起こり、まさに異次元。
小さな生き物ヨージックは、どうなるのでしょうか。

31日まで上映しています。ご興味のあるかたは、是非観てくださいね。他の映画もとても面白いです!


さて本題です。
悲しいとき、さびしいときなど。いわゆるネガティブな気持ちになったとき。
皆さんはどうしていますか?

なんだか漠然とした質問ですね。
悲しかったりさびしかったりするときは、その原因となる何かがあったり、ときに原因が思い当たらないこともあります。

こんな気持ちでいるのはもう嫌だ!こんな感情はなくしたい!
と、忘れようとしたり気を紛らわそうとすることも、あることでしょう。それもいいと思います。

といいつつも。
その悲しみやさびしさを、ただただじっくりと体験してみることも大切です。
ただ「私は悲しい」
ただ「私はさびしい」

意識的に感じてみる。
ネガティブといわれている種類の感情なので、感じること自体、こわいときもあることでしょう。そんなときは、ちゃんと「こわい」を感じてみる。

とことん、その気持ちや感情を体験しきると、新しい何かが起きてくることもあります。

こわいから、悲しい気持ちを忘れようと頑張る。そうなると、「私の中にいる悲しみやさびしさ」は忘れられることが切なくて、もっと主張をしてくるかもしれません。

感情解放のセラピーテクニックやワークなどを有効に使うことにより、楽になることもあるでしょう。
ただ、その悲しみやさびしさが「すぐには解放されたくない。ちゃんと存在に気づいて欲しい」と決めているときは(本当に決めてます)、解放系セラピーやワークは、いまいち効果は薄いかな〜と思います。

じっくりと自分の気持ちや感情に向き合って、自分なりの方法で表現してみることで、「今まで知らなかった私」にめぐり会えることもあります。

ハリネズミのヨージックが、子グマの家に向かういつもの道から外れて、霧の中に一歩踏み出したように、「私の中の未知の世界」に一歩、足を踏み入れてみませんか。

必要なときには、お手伝いをいたします!



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霧の中、蛍を懐中電灯にしてるヨージック

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友だちの子グマとヨージック←このふたりのぬいぐるみが、一瞬欲しくなりました







この記事へのコメント
いつも楽しく拝見しています。
確かに負の感情と向き合うのは恐いけど、そのことで自らの内面の深い理解につながったりするので、大切な作業かと最近思います。私は自分の感情の起伏の原因がわかり、そのことで不安感が軽減したりすることもあります。悩みや不安感の原因が自身にあることもあるのですね。冷静に振り返れるのは時間がかかりますが。
うまく伝わらなかったら、すみません。
では、働いて参ります(^^ゞ
Posted by まっぷくん at 2017年04月02日 06:23
いつも読んでいただいて、嬉しいです。
伝わってます!

私はつい、「こんな感情をもっている私が悪い」などと、自分を(あるときは無意識に)責めがちだったりします。ウジウジと。
でも、もっと深く自分の訴えに耳をすましてみると、面白い声が聴こえることもあります。

一生かけても、全ては解らないであろう自分のこと。でも、できるだけ知ってあげたいなーと思っています。

朝早くにコメントを下さり(早番ですね!)ありがとうございました。
Posted by みつこ at 2017年04月04日 19:37
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