2017年03月11日

だるまちゃんの「けんぽう」と松元ヒロさんの「憲法くん」 読み上げてみよう!


ハイ今回は長いです。読んでくださると嬉しいです。

銀座の教文館9Fのウェンライトホールで、

だるまちゃんといっしょに「けんぽう」を読もう!

が開催中。
日本国憲法のことが、わかりやすく説明、展示されています。明日、12日までです!
(あいかわらずリンクなく、ごめんなさい。良かったら調べてね)

イメージキャラクター(?)は、加古里子(かこさとし)さんが描く、だるまちゃん。
「だるまちゃんとてんぐちゃん」をはじめとする、だるまちゃんシリーズの絵本のファンのかた、たくさんいらっしゃると思います。私も好きです!
会場に置いてくれている「だるまちゃんとてんぐちゃん」を久しぶりに読み返して、とてもいい話だったことにびっくり。だるまちゃんの自由さや、てんぐちゃんの優しさに感動。だるまちゃん一家の行動力も、何だかすごいし。愛されてるな、だるまちゃん。

私がてんぐちゃんだったら「だるまちゃん、何でもぼくの真似をしないでよ」と文句を言いたくなりそう。そしてもし、私がだるまちゃんだったら、てんぐちゃんを羨ましく思いながら、いじけていたかもしれません。
絵本なのでわかりやすくてシンプルな展開なのですが、加古さんの細やかな描写と深い優しさと、創造性が一体となった一冊です。


そして、日本国憲法。
こんなにも心踊り魂がふるえるものだと、初めて知りました。お恥ずかしい。

関連イベントとして、講演会なども開催されていました。
芸人松元ヒロさんの公演「憲法くん」も、そのひとつ。
面白かった!巣晴らしかった!

ちょっと話が変わりますが。
今日、SNSをチェックしたところ、あるお笑い芸人さんが、どこかのTV番組で、心無い発言をしたようです。
線量が高くて福島に帰ることのできない住民の映像に対し「みなさん、これが福島じゃないですからね。他の場所では子供が元気に遊んでいます」などと言ったとか。
お笑い芸人やコメディアンって、そんな発言するんでしたっけ。そんなスタンスでいいのかな。
チャップリンの「独裁者」精神は(と、今私が名付けました)一体どこに?

ヒロさんは、権力者を鋭く批判し皮肉りつつ、爆笑させてくれます。弱いものイジメの笑いはひとつもありません。心から平和を願っている笑いです。
これぞプロフェッショナルなコメディアン。
かっこいい!

20年前から演じているという「憲法くん」は、ヒロさんが日本国憲法になりきる一人芝居です。
姓は日本国、名は憲法なので、憲法くん。70歳。
憲法くんは、日本国憲法の前文(103の条文の前にある、一番最初の文)を、伝えてくれます。
ヒロさんの演技力と、もともとの前文の素晴らしさ。すごくパワフルで、愛があります。感動します。
私も真似して、前文を読んでみました。(ヒロさんの影響が大きいのですが)胸が一杯になり泣きました。

日本国憲法は、私たち国民が国に対して
「あなたたちに伝えます。私やみんなのために、これを守って平和な世界にするようにね、ちゃんと行っているか、しっかりとみてるからね。私や誰かを不幸にしたり差別したりしないように。そしてどこの国とも未来永劫、戦争はするんじゃないよ。戦争で誰一人、殺されたり殺したりさせないでよね、絶対に!」
と宣言しているもの。国が国民に守らせたり、縛ったりするものではありません。真逆です。国が勘違いをして、権力をふりかざしたり暴走したりしないように、私たちが見張っていくものでもあるのです(現在国は暴走中だけど)。
と偉そうに書きましたが、上に書いたように、私もよくは知りません。これから日本国憲法について、勉強するところです。

ということで、前文を以下に載せてみました。

試しに、声に出して読んでみてくださいね。信じられないほどの犠牲者を出した戦争のあとにつくられた憲法の、最初の言葉。本質が込められた言葉です。私は泣きつつも、力がみなぎってくる感じがしました。
皆さんはどうでしょうか。


日本国憲法前文

日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢(けいたく)を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍(さんか)が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅(しょうちょく)を排除する。
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従(れいじゅう)、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。


前文は以上です。


ヒロさんの一人芝居、おすすめです!直近の紀伊国屋ホールは、チケット売り切れでした(泣)。
教文館の、だるまちゃんと「けんぽう」読もう!は、明日までです(と2回言います)。無料ですよ〜。


最後に、もう一度「憲法くん」。

「現実にあわないから憲法を変えたい」という人に、憲法くんは、こう応えます。

わたしというのは、
戦争が終わったあと、
こんなに恐ろしくて悲しいことは、
二度とあってはならない、
という思いから生まれた、
理想だったのではありませんか。

理想と現実がちがっていたら、
ふつうは、
現実を理想に近づけるように、
努力するもの
ではありませんか。


「憲法くん」は本にもなっています。
この言葉は、本から引用させてもらいました。

長くなりました。
読んでいただき、ありがとうございます!





posted by みつこ at 23:59| Comment(2) | 平和について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今回は確かに長かったですね。
お疲れ様でした。
でもその分、読みごたえのある文章でした。
少し意見は違うかも知れませんが、私も
憲法と平和について書いてみますね。

我々世代は(少なくとも私は)日本国憲法はアメリカから押しつけられた借り物だとする教育を受けている印象です。
あと今の社会は過去の負の歴史を含めて直視することや語り合うことがタブー視されているところがあるように感じます。政治や宗教とは別に歴史観や国の行く末、人生観を語り合うことや考えることは生きていく上で非常に大切なことだと思います。特に不安定な今を生きるには。
確かに今の社会は不安定でテロ攻撃みたいな危険もあるため、「専守防衛」では難しい面もあります。
永世中立国のスイスみたいに自衛のための軍隊を持つ国も存在するわけで。しかし、今の「なにがなんでも改憲」の風潮は何より大切な平和を失いかねない空気を私も感じます。
戦争経験者の「戦争はしちゃいけないよ。話し合えば良いでしょ」と言う言葉が耳に残るし、我々は次の世代に戦争経験者の思いを伝えていかねばなりませんね。
まとまりないけど、そんなことを思いました。
Posted by まっぷくん at 2017年03月12日 01:01
まっぷくんさん

コメントをありがとうございます。
返事がすごく遅くなりました。ごめんなさい!!

熱いコメント…いいですね!見たくないものを直視したり真剣に語り合うことは、ときに勇気がいるものですが、大切なことだと私も思います。

今、日本国憲法を読んでいる最中なのですが(並行して他の本も読んでいるので、とてもゆっくり)、第九条「戦争の放棄、戦力及び交戦権の否認」は、かなりグッときます。アメリカの押し付け憲法の部分があっても、いいものはいいなあ、と感じたり。
第十二条や第十三条も好きです。
(前半部分しかまだ読んでいないのがバレバレ)

絶対に守りたい!と思う条項がありつつ、イマイチ気に入らない条項もあります。面白い!
謙虚に学んで、知っていきたいです。


お忙しいと思いますが、お身体を大事にしてくださいね!
いつもありがとうございます。




Posted by みつこ at 2017年03月23日 23:28
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