2014年05月23日

ある日のこと

めちゃくちゃ興奮状態になることがある利用者さん。女性です。
ああーー!!とあらん限りの声で叫んだり、他のかたやスタッフに喧嘩ごしだったり。結構な大騒ぎになります。
宮沢賢治さんを師とされているかたで、落ち着いているときは「雨ニモマケズ」を暗唱してくださり、スタッフと唱和もしてくださいます。そんなときの笑顔と笑い声がたまらなくキュート!そして興奮時は、笑うどころじゃない!といった感じで、真剣です。

ご家族より、興奮状態になったら「雨ニモマケズ」の一節を引用して「“北に喧嘩や訴訟があればつまらないからやめろといい”って、宮沢先生もおっしゃってますよね」…と言ってみたら?尊敬している先生の言葉だから効果があるかもしれない、との提案がありました。

そしてある日、その問いかけをするチャンスがやってきました。
「みんなどこかへ行ってちょうだい!帰って!!」などとおっしゃっているそのかたにスタッフが、「○○さん、つまらぬ喧嘩や訴訟は?」と言葉をかけたところ、一瞬黙ってスタッフの顔を見つめ、力強くひと言。
「やるのか!?」

宮沢先生効果なしでした。私を含め周囲にいた人は笑ってしまい、緊張した場のエネルギーがふと変化した瞬間でもありました。

また一緒に「雨ニモマケズ」を読みたいな。私は最初と最後しか未だ覚えられず、途中から「えーっと」と詰まってしまうのですが、笑いながら続きをおしえてくださるので、楽しいのです。


気がつけば、また「喧嘩」がキーワードになりましたね〜ふふふ。


posted by みつこ at 23:50| Comment(0) | 介護の仕事やお年寄りの話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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